介護コンサルティングネット:有限会社業務改善創研|介護コンサルタント福岡浩

介護コンサルティングネットへのお問い合わせ

利用者本位のサービスを実現するために、介護事業運営の仕組みを改善します。

ホームコラム傍聴報告13

介護コンサルタント会社、有限会社業務改善創研のレポート

傍聴報告:
社会保障審議会 介護給付費分科会(第69回)傍聴報告

所用により傍聴券がありながら、傍聴ができないため、今回はご多忙のところイーケアの楠元氏(※)に代理傍聴をお願いいたしました。
従って、傍聴報告は、楠元氏によるものに一部加筆させていただきました。
(業務改善創研 福岡浩)

平成22年9月23日

報告者:イーケア 楠元睦巳氏

●開催日時:平成22年9月21日(火) 9時30分~11時30分
●場所:砂防会館 別館会議室
●分科会委員名簿(別紙参照)
●議題:
  1. 一部ユニット型施設について
  2. その他

議事は、前回(68回)に引き続き、一部ユニット型施設に関する最終結論をとりまとめるということで、 これまでの議論の経緯を確認することとなりました。

これまでの経緯があって取りまとめたもの、ということで一部を除く委員は表現の訂正や細かい検討内容の追加を要望した程度でした。
反論があった一部委員は、川合老健協会会長、井部看護協会副会長でした。
川合委員は小説八甲田山「天は我々を見放した」と引用し、これまでの審議がまったく反映されていない、と怒り心頭でした。
理由は、とりまとめ案の多くの文章が特養の内容であり、老健を対象にした表現になっていなかったこと。 その結果、老健もユニット化の対象となったこと (川合委員は、老健は在宅復帰のための一時的な場所であり、終の棲家ではないので、一部ユニットで十分との主張する立場であり、 終始一貫して本案に反対されていた)
→本件については、特養と老健の機能を再度整理したうえで、老健は従来どおりでも構わないのか継続して検討することと、なりました。

また、看護協会副会長の井部委員は、一部ユニット型を別指定にする案に関して、看護師兼務(老健、療養型)に反対。 ただし、他委員から、現状の看護師不足、特に地方では深刻であり、人員基準のハードルをあげればサービス自体が提供できないとして、 井部委員への反論もありました。
(井部委員は、感情的な表現が多く論理的説明に欠ける場面が多かった。理論不足・・・他の委員からすぐ突っ込まれる)
最後に池田教授が、現在、利用に制限のある生活保護受給者も特養(個室)が使えるように、 厚生労働省社会援護局の利用制限通知の撤廃を求めることを要望し(対政府)終わりました。 (現状では原則、生活保護者は多床室への入居です。それ以上は介護扶助からも生活扶助からも負担していない)

傍聴感想:
今回の印象としては、要介護高齢者の尊厳維持のために多くの金と人員が費やされているのかと再認識したということでした。
介護保険制度というより措置制度の議論を聞いている気分になりました。
最後の議論については、生活保護者の特養利用制限撤廃となれば、数年後には立派なユニット型特養が、 生活保護者や低所得者の要介護高齢者の方でいっぱい・・・となるのかなと思ってしまいました。
本分科会の委員の一人、ジャパンケアサービスグループの馬袋社長は発言なし。 在宅サービスの業界代表として、在宅の介護サービス利用者は住環境には保険・公費は使えないのに、 施設の住環境厚遇には不公平感があるとか、何かアピールがあっても良さそうな気がしました。

詳しくは添付の資料を参照ください。

※第69回介護給付費分科会の傍聴報告をいただいた楠元睦巳氏のプロフィール

楠元睦巳氏

このエントリーをはてなブックマークに追加

「業務改善創研の傍聴報告」先頭に戻る

『有限会社業務改善創研』の事業案内

健全な介護事業運営のために

(1) 中小介護事業者の事業運営コンサルティング・サービス

  1. 事業の内部及び外部環境調査に基づく業務改善提案、その実施支援
  2. 事業計画立案支援及びその運用指導、支援
  3. 事業拡大の中長期的事業計画策定指導、支援
  4. その他、日常業務における問題解決援助
  5. 県の「実地指導」対策指導、支援

(2) 事業所スタッフの研修

  1. 訪問介護員(ホームヘルパー)初任者研修の立案、実施指導、支援
  2. サービス提供責任者の業務指導、支援
  3. その他

(3) ISO9001認証取得の支援業務及び取得後の定着支援業務

(4) 中小介護事業者の組織化と情報交換、勉強会、各種セミナー等の企画、実施

有限会社業務改善創研の連絡先

所在地:〒232-0067横浜市南区弘明寺町196

電話:045-873-9721【不在の場合は携帯電話に転送されます】

携帯電話:090-3514-7242

メールアドレス: gks_hfukuoka@yahoo.co.jp